インビザラインシステム全体で見ると、適応する症例は幅広いと言えます。一部の歯並びを改善する部分矯正から、全体の歯並びを改善する矯正まで、さまざまな方に対応できるのが特徴です。専用のスキャナーでお口の型どりを行い、そのデータをもとに、矯正治療後の歯並びを3Dシミュレーションで確認できる点もメリットと言えます。

※2025年現在

クリアコレクト

「クリアコレクト」は、世界中で歯科医療機器の開発・販売を展開するスイスの「ストローマングループ」が製造・販売しているマウスピース矯正システムです。これまでのマウスピース矯正に比べて、快適なフィット感と、しっかり歯に固定される保持力が特徴です。

インビザラインなどの他のマウスピース矯正と比較すると、クリアコレクトは審美性に優れています。基本的にマウスピース矯正システムは目立ちませんが、光の反射でマウスピースが光って見えることがあります。しかしクリアコレクトは光を反射しづらい作りになっており、より目立ちにくいのが魅力です。

ローコスト

「ローコスト」は、軽～重度の歯並びの乱れを対象にしたマウスピース矯正サービスです。

その名の通り、マウスピース矯正をリーズナブルにスタートできるのが特徴です。

マウスピース矯正（インビザライン等）	390,000～770,000円（税込）

※別途調整料がかかります。

治療期間：3か月～3年、治療回数：10～80回

マウスピース矯正におけるリスク・副作用

歯磨きなどのセルフケアを怠ると、むし歯・歯周病のリスクが高まる
装着時間を守らないと計画通りに歯が動かず、治療期間が延びる場合がある
矯正治療が完了した後、後戻りを防ぐために保定装置を装着する必要がある
保定装置を正しく使用しないと、再び矯正治療が必要になる可能性がある
まれに歯の根が短くなる可能性がある
装置を装着した後、痛みを感じる場合がある（歯が動く際の正常な反応です）
治療中、頬の粘膜や唇、舌などに口内炎ができることがある
歯周病などで歯茎が下がっている方は、歯を動かす影響で、さらに歯茎が下がる可能性がある
重なっていた歯がキレイに並ぶことで、歯茎と両隣の歯との間に、三角形の隙間ができる可能性がある

一般的な矯正（唇側矯正）

歯の表側（唇側：しんそく）に矯正装置をつけて行う矯正治療です。歯並びと咬み合わせの改善を目的に行います。

「マルチブラケット」という装置を歯の表面につけ、金属製のワイヤーの力で歯を動かしていくため、ワイヤー矯正とも呼ばれます。

矯正治療の中では、最もスタンダードな方法と言えるでしょう。歯並びや咬み合わせの状態、症状の程度にかかわらず、ほぼすべてのケースに対応できます。

適応できる症例が最も多く、マウスピース矯正では難しいケースも、ワイヤー矯正なら対応できる場合が多くあります。1本1本の歯にワイヤーの力を大きくかけて効率的に歯を動かせますから、マウスピース矯正に比べて治療期間が短く済む点も特徴です。

唇側矯正のメリット

さまざまな症例に対応できる
他の装置を使った矯正治療に比べてリーズナブル
マウスピース矯正よりも治療期間が短く済む

一般的な矯正（唇側矯正）	390,000～590,000円（税込）

※別途調整料がかかります。

治療期間：●か月～●年、治療回数：●～●回

唇側矯正におけるリスク・副作用

歯とあごのバランスによっては、ご自身の歯を抜かなければならない場合がある
歯磨きなどのセルフケアを怠ると、むし歯・歯周病のリスクが高まる
矯正治療が完了した後、後戻りを防ぐために保定装置を装着する必要がある
保定装置を正しく使用しないと、再び矯正治療が必要になる可能性がある
まれに歯の根が短くなる可能性がある
装置を装着した後、痛みを感じる場合がある（歯が動く際の正常な反応です）
治療中、頬の粘膜や唇、舌などに口内炎ができることがある
歯周病などで歯茎が下がっている方は、歯を動かす影響で、さらに歯茎が下がる可能性がある
重なっていた歯がキレイに並ぶことで、歯茎と両隣の歯との間に、三角形の隙間ができる可能性がある

プレオルソ

マウスピース型の装置をお口の中に入れ、お口の周りの筋肉を訓練する矯正方法です。間違った舌の位置や口呼吸を改善することで、あごの発達・歯並びを正常な状態へと導いていきます。

装置はマウスピース型でやわらかく、お口の中に入れてもほとんど痛みがありません。また、家にいるときや寝ているときにだけ装着すれば良く、お子さまが治療に取り組みやすいというメリットがあります。

プレオルソ	44,000～165,000円（税込）

※別途調整料がかかります。

治療期間：3か月～5年、治療回数：10～50回

プレオルソにおけるリスク・副作用

毎日のトレーニングを怠ると、良好な結果が得られなくなる
就寝時、装置をお口に入れておく必要がある
生涯の歯並びを保証するものではない（成長の具合により、通常矯正が必要となる場合がある）
症状が改善されないときは、他の矯正治療に移行する可能性がある

精密検査

以下の検査を、1時間程度かけて精密に行います。

レントゲン撮影
口腔内写真（お口の中の写真）撮影
顔貌（お顔）の確認
口腔内スキャナーによる型どり（模型の作製）

2～3週間後に再びご来院ください。その際に、検査の結果と詳細をご説明いたします。お越しいただく回数は2回です。

精密検査	11,000円（税込）

調整料

矯正治療では、歯の動きに合わせて定期的に装置を調整する必要があります。ご来院時に調整料が発生しますので、あらかじめご了承ください。

調整料	3,300円（税込）

【医薬品医療機器等法（薬機法）において現在未承認の医療機器を用いた治療について】
当院では、マウスピース型カスタムメイド矯正装置（製品名：インビザライン、クリアコレクト、ローコスト）による矯正治療をご提供しております。矯正治療を受ける際には、以下の点をご了承ください。

●未承認医療機器の使用
マウスピース型カスタムメイド矯正装置の材料は厚生労働省の認可を得たものですが、当院で使用しているインビザライン、クリアコレクト、ローコストは完成物薬機法対象外の矯正装置です。医薬品医療機器等法（薬機法）の承認を得ておりませんので、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

●入手経路
マウスピース型矯正システム「インビザライン」は米国のアライン・テクノロジー社の製品です。当院はインビザライン・ジャパン株式会社を通じて利用・入手しております。マウスピース型矯正システム「クリアコレクト」は、スイスのストローマン社の製品です。当院はストローマン・ジャパン株式会社を通じて利用・入手しております。マウスピース型矯正システム「ローコスト」は株式会社スマイルアンドトゥース社の製品です。当院は株式会社スマイルアンドトゥースを通じて利用・入手しております。

●国内の類似する承認医療機器の有無
当院が使用するマウスピース型カスタムメイド矯正装置以外に、複数のシステムが開発されています。また、その中には日本で承認を得ている矯正装置も存在します。

●諸外国における安全性等に係る情報
インビザラインは、全世界で1,500万人以上（※）の症例数を持っています。1998年に米国食品医薬品局（FDA）の承認を得ており、現在まででインビザライン固有の重篤な副作用の報告はありません。クリアコレクトは、全世界で600万人以上（※）の症例数を持っています。2009年に米国食品医薬品局（FDA）の承認を得ており、現在まででクリアコレクト固有の重篤な副作用の報告はありません。ローコストは、日本での矯正治療に利用されており、現在まででローコスト固有の重篤な副作用の報告はありません。

※2025年現在